
Power Platformのデータフローで簡単にファイルのデータをDataverseに追加する方法
~第二回 Dataverse、 CSVファイル、SharePointフォルダ編~
3月 26, 2025

記事の監修
S.Sato
記事の監修
S.Sato
マネジメント&イノベーション事業部 開発部/2グループ グループマネージャー
資格:Microsoft Office Specialist Master 2007、ITパスポートなど
2022年よりMicrosoft365とPowerPlatformの案件を担当。
それ以前は業務・Web系システムを要件定義からリリースまでの開発に従事。
IT業界歴15年の経験を活かし、PJを牽引し後続の育成にも力を注ぐ。
趣味は散歩で、思考が煮詰まった際には、近所の緑道を散歩し、新たな発見や自然からのインスピレーションを受けている。
Contents
目次
0. 前回の振り返り
前回(「第一回 Excel、CSVファイル編」)はデータフローの基本的な使い方をご紹介しました。
第二回では以下についてご紹介します:
Dataverse、 CSVファイル、SharePointフォルダのデータを使ってデータフローを活用する方法。
1. Dataverseをソース(取込元)にする場合
1-1. データソースの選択(Dataverse)
データフロー作成後、ヘッダーの左上からデータの取得アイコンを押下します。
※データフローの作成方法は前回を参照してください
データソースの選択画面に遷移後、Dataverseを選択します。

1-2. サインイン
サインインを行い、次へを押下します。


1-3. 環境を選択
左のサイドバーからデータを取得する環境を選択します。

資格情報を求められた場合は接続の構成を押下し、サインインを行ってから接続してください。


1-4. テーブルの選択
取得するテーブルを選択し、作成を押下します。
※テーブルは表示名ではなく、論理名で表示されます

1-5. データ取得完了(Dataverse)
Dataverseのテーブルのデータを取得することができました。

2. CSVファイルをソース(取込元)にする場合
2-1. データソースの選択(CSV)
データソースの選択画面からテキスト/CSVを選択します。

2-2. CSVファイルのリンクを指定
今回はSharePointサイトのドキュメントライブラリにあるCSVファイルをデータソースにします。
SharePointドキュメントライブラリにあるファイルのリンクをコピーした際、リンクをそのままペーストすると接続ができません。
そのため、以下のようにリンクを変更します。
https://○○.sharepoint.com/sites/××/[ドキュメントライブラリ名]/フォルダ名/ファイル名.csv

2-3. エンコーディングなどの設定
プレビュー画面で元のファイルエンコーディング、区切り記号、データ型検出の設定行い、作成を押下します。
※プレビューで日本語の文字化けが起きている場合は、元のファイルをUTF-8や932などに変更すると直る可能性があります

2-4. データ取得完了(CSV)
CSVファイルのデータを取得することができました。また説明は割愛させていただきますが、今回と同様の方法でExcelファイルなどのデータも取得することができます。

3. SharePointドキュメントライブラリのフォルダをソース(取込元)にする場合
3-1. データソースの選択(SharePointフォルダ)
データソースの選択画面からSharePointフォルダーを選択します。

3-2. SharePointサイトのリンクを入力
サイトURLにSharePointサイトのリンクを入力します。 例:https://○○.sharepoint.com/sites/△△/
その後、次を押下します。

3-3. フォルダーデータのプレビュー
フォルダのデータプレビュー画面に遷移しました。ここではSharePointサイトに存在するすべてのファイルが表示されます。
作成を押下します。

3-4. フォルダパスのフィルター処理
フォルダパスを選択します。
該当するフォルダ名を入力し、フィルター処理を行います。

3-5. ファイルの結合
ファイルから結合するオブジェクトを選びます。
Excelファイルの場合はシートを選び、OKを押下します。

3-6. データ取得完了(SharePointフォルダ)
SharePointドキュメントライブラリのフォルダに存在するファイルを、結合した状態で取得することができました。

予告
第3回ではこちらについてご紹介します:
PowerAutomateでデータフローを活用する方法

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