【資格】Microsoft認定資格~IT資格25個とってみた~  第二回 Microsoft認定資格とMicrosoft Applied Skillsについて

【資格】Microsoft認定資格~IT資格25個とってみた~ 第二回 Microsoft認定資格とMicrosoft Applied Skillsについて

9月 2, 2024

記事の監修

T.Higashi

記事の監修


T.Higashi

マネジメント&イノベーション事業部 開発部/1グループ グループリーダー
資格:MCP認定資格(AZ-305,MS-102,SC-100 他)/プロジェクトマネージャなど

2017年に文系の大学卒で新卒入社して以来、製造業向け基幹システムのシステム保守や機能追加開発、サービスデスク(テクニカルサポート)を中心にIT業界の業務に従事。
趣味は高校時代の吹奏楽部の経験からエレキベースの演奏や音楽鑑賞。
たまに運転免許証といった本人確認書類を紛失することがある。

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Contents

目次

~~Microsoft認定資格の概要~~

1. はじめに

弊社ではMicrosoft社公認の資格を保持しているエンジニアが沢山在籍しております。
私自身も資格をいくつか保有しており、前回ブログの公開後からさらにDP-600に合格しました。
今回はMicrosoft認定資格について、概要を説明できればと思います。Microsoft認定資格について確認したい方におすすめのブログとなっておりますのでぜひご拝読ください!

2. そもそも、Microsoft認定資格とは?

Microsoft認定資格は、マイクロソフト製品に対する知識や技術を持つ個人を認定する世界共通のプログラムです。 これらの資格は、製品別や役割(ロール)別、レベル別などさまざまな種類があり、所定の単一あるいは複数の試験に合格することで取得することができます。Microsoft認定資格は、急速に変化するテクノロジに遅れずについていくことへの確約を示し、仕事上自分が担っている役割においてスキル、効率、報酬が上がる可能性を高めるのに役立ちます。

Microsoft認定資格は国際的な資格ですので、海外でも問題なく通用する資格です。国家資格のような無いと困るものではありませんが少なくとも認定を受けることは何かの助けにはなります。どういった利益があるかについては正直なところ個人の感想にすぎませんが、赤の他人が「Azure詳しいです!」と言っているだけか、「Microsoftに認定されたAzureに詳しい人です!」と言っているかによって、どちらを信用するかは自ずと明らかではないでしょうか。(注意:大体、本当に詳しい人は自分から「詳しい人です!」とは言わない気はしますが、今は気にしないでください。)

3. Microsoft認定資格の受験方法

認定資格を受けるためには、実務経験等あることが望ましいものもありますが、特に前提となる条件はありません。望ましい経験年数等の記載はありますが、実務経験の証明書を提出することは求められません。

受験はPearson VUEにて受付しています。Microsoft公式の資格についての説明情報のページに遷移すると、予約することができます。初回はユーザ登録が必要となります。なお、Fundamentals資格についてはMOSと同じOdysseyでも受け付けているようです。Pearson VUEではテストセンタでの受験のほか、自室で受験することも可能なようです。私は、受験ができないぐらいにお部屋をお片付けする必要があるのと、程よいプレッシャー(緊張感)があるのでいつもテストセンタで受験しています。
図版出典:Microsoft Certified: Azure Fundamentals – Certifications | Microsoft Learn

4. Microsoft認定資格の種類

Microsoft認定資格プログラムでは、ロールベース(職種別)の認定パスとして、「管理者」「AIエンジニア」「データエンジニア」「データサイエンティスト」「開発者」「DevOpsエンジニア」「機能コンサルタント」「セキュリティエンジニア」「ソリューションアーキテクト」の主な9つのカテゴリーが指定されています。また、Office製品の利用習熟度を証明する「マイクロソフトオフィススペシャリスト」(MOS)という資格もありますが、MOSについては説明を省略します。

試験の科目は AA-000 という形で、アルファベット2文字、後ろに数字3文字 という体系になっています。Microsoft公式の資料があり、それを見ていただけるとわかりやすいのですが頭の2文字は対象となる製品のセグメントになります。例えば、AZで始まるものはAzure、MBで始まるものはDynamics 365 、MSで始まるものはMicrosoft 365 に関するもの、というようになっております。

後ろの数字3文字については特に何か体系立てたものは存在しないようです。

5. 認定資格のレベルについて

レベルは以下のものが存在します。

・Fundamentals(星1つ)

Microsoftテクノロジの基礎的な知識を確認します。主に初心者向けの資格になります。

・Associate(星2つ)

Microsoftのプラットフォームとテクノロジで業界の職務を遂行するために必要な技術スキルを確認します。

・Expert(星3つ)

より高度なスキルと知識を持つ専門家を対象とした資格です。特定のロールにおける深い理解と高度な技術スキルを証明します。また、認定を受けるためには前提として対応するAssociate(星2つ)の認定を受けておく必要があります。

・Specialty(星なし)

業界のソリューション (Microsoftプラットフォーム上で、または Microsoftプラットフォームと共に実行されるサードパーティのソリューション含む) を管理するための詳細な技術スキルを確認します。

星1つの資格以外については、OpenBook制度というものがあり、Microsoft Learnの内容であればテスト中に参照することが可能です。ただし、すべての問題をMicrosoft Learnで検索することは時間的に不可能ですので知識や経験をもとに回答した後、自身がない問題に対して根拠を探すつもりで利用することをお勧めします。

6. Microsoft Applied Skills(応用スキル)の概要

Microsoft Applied Skillsは、ビジネスの目標と目的に沿った重要なプロジェクトを実装するために必要な対象を絞ったスキルを持っていることを証明する、最近開始された資格の考え方です。Microsoft Applied Skillsは、スキルを主役に据える新しい機会を提供し、組織内の主要なプロジェクトに何ができるか、何をもたらすことができるかを示す力を与えます。

7. Microsoft認定資格とMicrosoft Applied Skillsの違い

認定資格と応用スキルの主な違いは下記MS公式にて説明がありますが以下の通りです。

図版出典:Microsoft 認定資格を選択する

中でも特徴的なのは通常の認定資格のような多肢選択やドラッグアンドドロップなどのクイズ方式とは異なり、実際にラボ環境を立ち上げてその中に記載されているタスクをこなす実務に近い形式となっている点です。実際にタスクをこなすという点では、MOSに近しい試験感覚になってくると理解いただいてもよいと思います。MOSではOfficeを実際に操作してタスクをこなしていきますが、Microsoft Applied Skillsでは実際にAzureやMicrosoft365のサンドボックス環境にログインしてタスクをこなしていきます。

採点も課題提出後自動で判定され、おおよそ5分後には合否判定が表示されます。
 

8. Microsoft Applied Skillsの受験方法

MS公式の該当のMicrosoft Applied Skillsのページに遷移すると下記のような契約の同意がありますので、同意して「開始」ボタンを押すと試験が即時に開始されます。

無事に試験に合格すると下記のようにMicrosoft認定資格と同様に認定を受けることができます。
合格できなかった場合は72時間経過後に再挑戦することが可能です。

有効な認定の一つとしてトランスクリプト上にも表示されるようになりますが、現状は無料であり何度でも再挑戦が可能であることやあまり認知されていないことから、マイナーな認定になっています。また、リリースしたての認定では日本語で受験できない場合があり、その場合は英語で試験内容を読み込んで回答が必要です。(今後に期待ですね。)

今のところMicrosoft Applied Skillsについては無料で受験することが可能ですが、将来的には有料化も検討されるかもしれませんので、もし興味があればいちど受験してみてはいかがでしょうか?

9. まとめ

 ・Microsoft認定資格は、Microsoft製品に対する知識や技術を持つ個人を認定する世界共通のプログラムです。
 ・Microsoft Applied Skillsはラボベースでの試験であり、Microsoft認定の一つですがスタートしてからまだこれからというところです。
 ・Microsoft Applied Skillsは無料で受けられますのでお試しで受験してみてはいかがでしょうか?

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