SQL講座【入門編】:データ取得(SELECT)

SQL講座【入門編】:データ取得(SELECT)

1月 28, 2025

記事の監修

S.Sato

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S.Sato

マネジメント&イノベーション事業部 開発部/2グループ グループマネージャー
資格:Microsoft Offiece Specialist Master 2007、ITパスポートなど

2022年よりMicrosoft365とPowerPlatformの案件を担当。
それ以前は業務・Web系システムを要件定義からリリースまでの開発に従事。
IT業界歴15年の経験を活かし、PJを牽引し後続の育成にも力を注ぐ。
趣味は散歩で、思考が煮詰まった際には、近所の緑道を散歩し、新たな発見や自然からのインスピレーションを受けている。

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Contents

目次

こんなお悩みはございませんか?
SQLで簡単にデータを抽出する方法がわからない
条件に基づいてデータをフィルタリングして、必要な情報だけを表示したい
そもそもSQLの使い方が分からない
簡単に解決できます!

SQLでは、SELECT文を使って簡単にデータベースからデータを抽出できます。
例えば、特定の条件を満たすデータをフィルタリングして、関連する情報を一度に取得することができます。
SELECT文では、条件を追加したり、複数のテーブルを結合したりすることも簡単にできます。
では、SQLのSELECT文の基本的な使い方や、複雑な条件でのデータ抽出方法を具体的にご紹介していきますね。

オープン系言語の開発に携わる場合、データ操作にはSQLを利用することが多いのが現状です。 

SQLを勉強しはじめた方に向けたSQL入門編を書いていこうと思います。 
始めの1歩だと思って簡単なことだけ書いていきます。 

1.SELECT文の構成

1-1. SELECT文とは?

SELECT文はデータベースからデータを取得する構文です。 
SELECT文の構成は以下のようになっています。  

(入力)
SELECT * (Enterボタン)
FROM users (Enterボタン)
WHERE age > 20; (Enterボタン)

このSELECT文はusersテーブルからage20を超えるレコードのすべてのカラムを取得するといったものです。SQL文中に登場するSELECTやFROM、WEHEREなどは予約語と言います。

一般的には大文字で記載することが多いですが、大文字(SELECT)、小文字(select)、大文字小文字混在(Select)の書き方すべて問題なく動きます。

ルールが混在した書き方は可読性が下がるため統一するようにしてください。 

1-2. 複雑なSELECT文

もう少し複雑なSELECT文を見てみましょう。 

(入力)
SELECT name, COUNT(*) (Enterボタン)
FROM users (Enterボタン)
WHERE age > 20 (Enterボタン)
GROUP BY name (Enterボタン)
HAVING COUNT(*) > 1 (Enterボタン)
ORDER BY name; (Enterボタン)

このSELECT文は以下の順番で読んでみてみるとわかりやすくなります。 

1. **FROM** – データソースを指定 
2. **WHERE** – 条件に基づいて行をフィルタリング 
3. **GROUP BY** – 行をグループ化 
4. **SELECT** – 列を選択 
5. **HAVING** – グループに対する条件を指定 
6. **ORDER BY** – 行を並べ替え 

1. usersテーブルから 
2. age20を超えるデータを 
3. nameでグループ化し 
4. nameと件数(Count)を取得し 
5. 件数が2件以上あるデータを 
6. nameの順番で並び替える 

GROUP BY やHAVINGは最初は難しいので存在だけ知っておけばよいです。 
基本的にはFROM→WHERE→SELECTの順番を覚えておいてください。 

2.SQLにおいて改行は区切りではない

SQLでは、改行はクエリの区切りとして認識されません。 
クエリの終わりを示すためには、セミコロン (;) を使用します。 

(入力)
SELECT * FROM users (Enterボタン)
WHERE age > 20; (Enterボタン)

しかし、FROMの途中で区切るような記述はNGですので気を付けてください。 

(入力)
SELECT * FR (Enterボタン)
OM users ; (Enterボタン)

3.シングルクォートの意味

シングルクォート (‘) は文字列リテラルを囲むために使用されます。 

(入力)
SELECT * FROM users (Enterボタン)
WHERE name = ‘John’; (Enterボタン)

上記のSQLはuserテーブルのname列に対して文字列「John」のレコードを取得します。 
テーブルに属するカラムを指定するときは’を付けません。 
それと区別するために文字列とする場合に’で囲む必要があります。 

今回はここまで。 
SQLの基本的な動作である、データ取得(SELECT)をお話しました。 
始めたばかりで何から勉強すればよいのかわからない方のお役に立てていたら幸いです。 
次回はSELECTの少し複雑な内容やデータの考え方についてお伝えできればと思います。 

4.まとめ

今回は、SQLの基本的な構文であるSELECT文について解説しました。

SELECT文は、データベースからデータを取得するために使用され、構成要素としてSELECT、FROM、WHEREなどの予約語が使われます。
また、SQLで改行は区切りとして認識されないこと、シングルクォートは文字列リテラルを囲んでいる事についても触れました。

SQLを使用する事で、データベース内のデータを効率的に操作・管理することができるので、是非使ってみてください。

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