記事の監修
Y.Uchida
記事の監修
Y.Uchida
マネジメント&イノベーション事業部 開発部/1グループ グループマネージャー
資格:MCP認定資格(PL-600)など
2019年に入社。入社から2年ほどは、不動産システムのテスト案件や決済システムの運用案件などに携わる。
現在はPowerPlatformを用いたローコード開発など、Microsoft関連の案件に参画し、さまざま案件に従事している。
2024年7月よりマネージャーに昇格。自他共に認めるエースとして、絶賛大活躍中。
趣味は、ポケモンスリープで、色違いのデデンネとウッウとオコリザルを所持しており、同僚から羨望の眼差しを受けている。
Contents
目次
セルの内容に応じてアイコン、色、テキストのスタイルを変更でき、JSONの活用で標準機能では対応できない設定も行うことができるようになるため、デザイン性のあるリストやサイトを作成することが可能です。
では、どのように作成するのか、具体的にご紹介していきますね。
1. JSON適用前
2. JSON適用後
3. JSONでできること①:セルの背景色を変更、アイコンを表示
3-1. 適用したJSON
”$schema”: “https://developer.microsoft.com/json-schemas/sp/v2/column-formatting.schema.json”,
”elmType”: “div”,
”attributes”: {
”class”: “=if(@currentField == ‘完了’, ‘sp-field-severity–good’, if(@currentField == ‘対応中’, ‘sp-field-severity–low’, if(@currentField == ‘確認中’, ‘sp-field-severity–warning’, if(@currentField == ‘保留’, ‘sp-field-severity–severeWarning’, ‘sp-field-severity–blocked’)))) + ‘ ms-fontColor-neutralSecondary'”
},
”children”: [
{
”elmType”: “span”,
”style”: {
”display”: “inline-block”,
”padding”: “0 4px”
},
”attributes”: {
”iconName”: “=if(@currentField == ‘完了’, ‘CheckMark’, if(@currentField == ‘対応中’, ‘Forward’, if(@currentField == ‘確認中’, ‘Error’, if(@currentField == ‘保留’, ‘Warning’, ‘ErrorBadge’))))”
}
},
{
”elmType”: “span”,
”txtContent”: “@currentField”
}
]
}
3-2. 解説
3-3. 全体の構成
1. $schema
この行は、このJSONがSharePointのカラムフォーマット用のものであることを示しています。ここでは、スキーマのURLを指定しています。
2. elmType
これは要素のタイプを指定します。この場合、div(HTMLの div タグ)です。
3. attributes
ここでは、div 要素の属性を指定します。この中には、クラス(class)があります。
4. children
この要素の子要素を定義します。ここでは、2つの span 要素が子要素として定義されています。
3-4. attributesセクション
”class”: “=if(@currentField == ‘完了’, ‘sp-field-severity–good’, if(@currentField == ‘対応中’, ‘sp-field-severity–low’, if(@currentField == ‘確認中’, ‘sp-field-severity–warning’, if(@currentField == ‘保留’, ‘sp-field-severity–severeWarning’, ‘sp-field-severity–blocked’)))) + ‘ ms-fontColor-neutralSecondary'”
}
@currentField: 現在のフィールドの値を指します。ここではステータス列のことです。
完了 なら sp-field-severity–good
対応中 なら sp-field-severity–low
確認中 なら sp-field-severity–warning
保留 なら sp-field-severity–severeWarning
その他なら sp-field-severity–blocked
さらに、ms-fontColor-neutralSecondaryクラスを追加して、フォント色を中立的な色に設定します。
3-5. children セクション
3-6. 最初のspan要素
”elmType”: “span”,
”style”: {
”display”: “inline-block”,
”padding”: “0 4px”
},
”attributes”: {
”iconName”: “=if(@currentField == ‘完了’, ‘CheckMark’, if(@currentField == ‘対応中’, ‘Forward’, if(@currentField == ‘確認中’, ‘Error’, if(@currentField == ‘保留’, ‘Warning’, ‘ErrorBadge’))))”
}
}
style: CSSスタイルをインラインで設定します。
attributes: iconName 属性を設定し、条件によって異なるアイコンを表示します。
対応中 なら Forward
確認中 なら Error
保留 なら Warning
その他なら ErrorBadge
3-7. 2番目のspan要素
”elmType”: “span”,
”txtContent”: “@currentField”
}
elmType: span タグを使います。
txtContent: 現在のフィールドの値をそのままテキストとして表示します。
4. JSONでできること②:ボタンの追加
4-1. 適用したJSON
{
”$schema”: “https://developer.microsoft.com/json-schemas/sp/v2/column-formatting.schema.json”,
”elmType”: “div”,
”children”: [
{
”elmType”: “span”,
”style”: {
”padding-right”: “8px”
},
”txtContent”: “@currentField.title”
},
{
”elmType”: “a”,
”style”: {
”background-color”: “#0078d4”,
”color”: “white”,
”border”: “none”,
”padding”: “6px 12px”,
”text-align”: “center”,
”text-decoration”: “none”,
”display”: “inline-block”,
”font-size”: “14px”,
”margin”: “4px 2px”,
”cursor”: “pointer”
},
”attributes”: {
”class”: “sp-field-button”,
”href”: {
”operator”: “+”,
”operands”: [
”http://contoso.sharepoint.com/sites/ConferencePrep/Tasks/Prep/DispForm.aspx?ID=”,
”[$ID]”
]
}
},
”txtContent”: “詳細を見る”
}
]
}
4-2. 解説
4-3. 全体の構成
1. $schema
2. elmType
3. children
4-4. childrenセクション
4-5. 最初のspan要素
”elmType”: “span”,
”style”: {
”padding-right”: “8px”
},
”txtContent”: “@currentField.title”
}
elmType: span タグを使用します。
style: CSSスタイルをインラインで設定します。 padding-right は 要素の右側に8ピクセルの余白を追加します。
txtContent: 現在のフィールドの title プロパティを表示します。
4-6. 2番目のspan要素
”elmType”: “a”,
”style”: {
”background-color”: “#0078d4”,
”color”: “white”,
”border”: “none”,
”padding”: “6px 12px”,
”text-align”: “center”,
”text-decoration”: “none”,
”display”: “inline-block”,
”font-size”: “14px”,
”margin”: “4px 2px”,
”cursor”: “pointer”
},
”attributes”: {
”class”: “sp-field-button”,
”href”: {
”operator”: “+”,
”operands”: [
”http://contoso.sharepoint.com/sites/ConferencePrep/Tasks/Prep/DispForm.aspx?ID=”,
”[$ID]”
]
}
},
”txtContent”: “詳細を見る”
}
]
}
elmType: button タグを使用します。
style: ボタンの見た目をCSSスタイルで指定します。
background-color: ボタンの背景色を青に設定します。
color: テキスト色を白に設定します。
border: ボーダーを無しに設定します。
padding: ボタン内の余白を指定します。
text-align: テキストを中央に揃えます。
text-decoration: テキストの装飾を無しに設定します。
display: インラインブロック要素として表示します。
font-size: フォントサイズを指定します。
margin: ボタンの周囲に余白を指定します。
cursor: マウスカーソルをポインタに設定します(クリック可能であることを示します)。
attributes: ボタンの属性を指定します。
class: クラス名を sp-field-button に設定します。
onclick: ボタンがクリックされたときのアクションを指定します。
operator: + で文字列を連結します。
operands: 連結する文字列やフィールド値を配列で指定します。
“http://contoso.sharepoint.com/sites/ConferencePrep/Tasks/Prep/DispForm.aspx?ID=”: リンクの開始部分を指定します。お使いの環境のURLをする必要があります。
“[$ID]”: アイテムのIDを挿入します。
“‘”: リンクの終了部分を指定します。
txtContent: ボタンのラベルとして “詳細を見る” を表示します。
この設定により、SharePointリストの各アイテムのタイトルが表示され、その横に「詳細を見る」ボタンが配置されます。ボタンをクリックすると、アイテムの詳細ページにリダイレクトされます。
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SharePointとは? SharePointとは、マイクロソフト社が提供する企業向けのファイル共有・コラボレーションを行うためのサービスです。 SharePointと比較されるサービスとして、マイクロソフト社が提供するOnedriveがあります。 どちらもファイル共有サービスですが、違いを簡単に述べるとすれば、SharePointは組織向け、OneDriveは個人向けのサービスです。 また、SharePointはポータルサイト(チームサイト)を作成できます。 部署やチーム、プロジェクト毎にファイルや情報を管理する場合により効果を発揮します。 そのためSharePointはビジネスの現場で広く利用されています。 ShrePointでできること SharePointでできることについてご紹介します。 ポータルサイト(チームサイト)の作成 SharePointでは、チームや部署、プロジェクト毎にポータルサイト(チームサイト)を作成することができます。 作成したポータルサイト上では、情報共有や共同作業を行うことができます。 チームで共有したい情報はポータルサイト上に共有することで、複数人宛に情報を共有することができます。そのため業務効率化に繋がります。 ポータルサイトは、予め特定のビジネスニーズに合わせて設計されているテンプレートが用意されているので、そこから簡単に作成することができます。 チームの特色や業務内容に合わせてカスタマイズすることも可能です。 ポータルサイトは簡単に作成することができ、情報共有を効率化することができます。 ドキュメント管理 SharePointでは、ポータルサイト上で様々なドキュメントや画像などを管理することができます。 マイクロソフトの高品質なセキュリティ対策を活用し、契約書などの重要書類もSharePoint上で管理する企業も増えています。 SharePointでは、ポータルサイトで安全かつ効率的にドキュメントを管理することができます。 ワークフロー SharePointでは、業務フローを自動化することができるワークフローの構築ができます。 例えば、特定のフォルダからファイルが削除された場合は、承認者に承認メールを送信、承認者の承認を得られたらファイルが削除される、といった仕組みです。 このようなワークフローを構築することで、重要なファイルが誤って削除されるミスを防止することができます。 ワークフローを設定することで、日々の業務効率化や誤操作の抑止をすることができます。 モバイルアプリが利用可能 SharePointは、PCだけでなくスマートフォンからもアクセスすることができます。 SharePoint Onlineのモバイルアプリをインストールすることで、自宅や外出先などからでも簡単に情報にアクセスすることができます。 これにより時間や場所を選ばず、いつどこからでも必要な情報にアクセスすることが可能になります。 SharePointの強み SharePointの強みについてご紹介します。 Microsoft製品とのシームレスな連携 SharePointは、マイクロソフトが提供するSaaSのサービスです。 マイクロソフトが提供するその他のサービスとの親和性が高く、連携を行うことでより業務効率化を実現することができます。 例えば、Teamsと連携すればTeams上でファイルを管理することが可能になります。 他にも、Outlookと連携することでスケジュールの共有なども可能になります。 このように、SharePointはマイクロソフト製品との親和性が高く、連携も簡単にできる点が大きな強みです。 万全のセキュリティ対策 SharePointは、マイクロソフトが万全のセキュリティ対策を行っています。 また、管理者はユーザーのアクセス権をコントロールすることができます。 ユーザー毎に適切なアクセス権を付与することで、外部に対するセキュリティ対策に加え内部対策も行うことができるので、より厳重なセキュリティ対策を行うことができます。 SharePointは、マイクロソフト社によるクラウドサービスに対する最適なセキュリティ対策を行っているので、ユーザーは安心してサービスを利用することができます。 バージョン管理 SharePointでは、ドキュメントのバージョン管理をすることができます。 バージョン管理とは、ドキュメントに対する変更履歴を記録するものです。 例えば、SharePoint内のWordファイルを修正した場合、修正前の状態を記憶します。 これにより、修正したWordファイルを修正前の状態に復元することも可能になります。 要するに、SharePointが自動でバックアップをとってくれているということです。 もし、誤ってファイルを修正したり削除したりしてしまってもバージョン履歴から復元できるので安心です。 バージョン管理によって、ユーザーの誤操作にも対応することが可能です。 SharePointの導入方法 SharePointの導入方法についてご紹介します。 SharePoint Online SharePointを単体で利用したい場合は、SharePoint Onlineを契約することで利用することができます。 […]
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June 11, 2024
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業務効率化とは 業務効率化とは、少ない労力で仕事の生産性をあげることです。 要は、今まで1時間かかっていた仕事を30分で終われるようにすることです。 そうは言っても、そんな簡単なことではありません。 「日々の業務に一生懸命取り組んでいるし、これ以上どうすればいいんだ」 そんな風に感じている人もいると思います。 でも日々の業務を見直せば、誰しも少なからず業務効率化できる部分があります。 そして、最近では業務効率化を手助けしてくれる様々な便利アプリやツールがあります。 今日は、そんな難しい業務効率化を実現できる方法を、現役エンジニアも実際に使っている便利アプリなども含めてご紹介します。 タスク管理 業務効率化と言ってまず最初に見直すべきポイントが、このタスク管理です。 しかし、多くの人は「タスク管理なんて毎日やってるよ」と思っているかもしれません。 そうです。タスク管理は必ず毎日行うものです。 だからこそ、そのタスク管理の方法を見直すことで日々の業務効率化に繋がります。 では、具体的にどうすれば良いのでしょうか。 まずは、その日のタスクと今後のタスクを「目に見える形」にして洗い出すことです。 その際のポイントは、優先順位とざっくりとした所要時間を割り出すことです。 優先順位は、緊急度と重要度を縦軸と横軸に設定し、割り振っていきます。 そして、洗い出したタスクを処理するのにかかるであろう時間を割り出します。 その際のポイントは、緊急度や重要度の指針にしたがってかける時間を設定すること、そしてまずは全てのタスクが就業時間内に終えられるように設定することです。 そうすることで、これから取り掛かるタスクの重要度とそれにかけられる時間を可視化することができます。 例)スパイスカレーを作る場合 例えば、あなたがシェフ見習いだとして「明日のランチまでに」本格スパイスカレーを作るようにシェフから指示を受けたとしましょう。 条件として、本格なスパイスカレーの調理は今回が初の試みで、またスパイスの調達が必須とします。 その際の調理開始までのタスクは以下のようなものがあると思います。 レシピの調査・作成 → 使えそうな具材のチェック → スパイスの調達・必要な具材の調達と仕込み → 自分なりのアレンジを考える 緊急かつ重要なタスク 最も緊急かつ重要なタスクは、「レシピの調査・作成」です。 今回、スパイスカレーは初めて作るので、必要な食材、工程を知るためにもレシピの確認を優先的に行う必要があります。 レシピを知ることは、タスクの洗い出しです。 また、レシピの調査から「スパイスの調達」は、スーパーには売っていないものなどは早めに調達方法を調べる必要があることに気付がつくことができます。 ですから「スパイスの調達」も、緊急かつ重要なタスクと言えすぐに対応すべきです。 これらの所要時間はおよそ1時間くらいに設定しましょう。 緊急だが重要度は低いタスク 緊急だが重要度は低いタスクは、「使えそうな余り物の具材のチェック」です。 このタスクでは使えそうな余り物が冷蔵庫にないかどうかチェックします。 余り物で使えそうな具材を調べることはレシピを作るためにすぐに知る必要がありますが、最悪調達すればいいのでそこまで重要度の高いタスクではありません。 所要時間はおよそ15分くらいに設定しましょう。 緊急ではないが重要なタスク 緊急ではないが重要なタスクは、「具材の調達」や仕込みなどです。 レシピの調査から、スパイス以外の具材は、スーパーなどで簡単に手に入ることがわかりました。 スパイス以外の具材は明日の調理開始までに調達できればいいので、緊急ではありませんが必ず必要なので重要なタスクです。 また具材の仕込みも必ず必要なので重要なタスクです。 優先順位は上記の二つよりは低いが、仕込み時間などもしっかりと計算した上である程度余裕を持って取り組むべきタスクです。 所要時間はおよそ3時間くらいに設定しましょう。 緊急でもなく重要でもないタスク 緊急でもなく重要でもないタスクは、自分好みのアレンジを探したりすることです。 これは時間があれば対応すれば良いことなので、特に緊急でも重要でもありません。 上記のタスクが完了し、時間があれば対応しましょう。 […]
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